一日一話 (三十四)

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下痢症について!

一般的に下痢症とは便の水分が過剰になった状態のことで、便の性状が軟便、又は水様便で1日に3回以上の排便を認める場合を言います。

正常の状態では、口から摂取する水分や、体の中で分泌される消化液は、腸でその99%が吸収されます。少しそのバランスが崩れるだけで便中の水分は過多となり、下痢症状が容易に発症します。

下痢の原因としては


①腸の運動が活発となり、腸管を通過する時間が短くなり、水分の吸収が不十分となる


②腸液の分泌量が過剰となり水分量が増加する


③腸からの水分吸収が妨げられる


場合によってはそれらが組み合わさって生じます。

下痢症は短時間で経過する急性のものと、長時間症状が続く慢性のものがあります。